【バンクシー】看護師の赤十字だけなぜ赤い?理由は?コロナ禍の作品紹介!

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はじめに

こんばんは!つぼちゃんです!

コロナウイルス感染症の拡大が続き、医療崩壊の危険性が叫ばれる中
医療従事者の方々の疲労も限界に近づきつつあります。

そんな中、風刺のストリートアートで有名なバンクシーが、彼のインスタグラムで
新作を発表しました。

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. . Game Changer

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スーパーマンのようなマントを羽織った看護師の人形で遊ぶ小さな男の子。
その横に置いている籠の中には、バットマンやスパイダーマンが無造作に入れられています。

絵には、ただ

Game Changer

と言うコメントのみが添えられています。

ヒーローの代表と言えば《バットマン》や《スパイダーマン》ですが
コロナという、世界を恐怖に貶める悪役を倒すヒーローが、医療従事者に変わったと表現しているのでしょう。

とても短くてインパクトのある、わかりやすい作品ですね!

医療の最前線で働かれている方は、この絵とコメントには本当に励まされると思いますし、
筆者も、絵を見ると医療従事者の方への感謝の気持ちが湧いてきます。

ところで、白黒で書かれているこの絵で、唯一看護師の胸にある赤十字だけが
赤く描かれているのは何故なのか気になりませんか?

また、バンクシーが絵と共につけたメモには

「あなた方がしているすべてのことに感謝します。白黒だけど、これが少しでも明るさをもたらしますように」

と記載されていたそうです。

わざわざそのように書くと言う事は、やはりこの赤十字に何か意味がありそうですよね…。

という事で、理由を調べてみました!

是非最後までお付き合い下さい。

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赤十字だけが赤いのは何故?

赤十字と言うと病院や医療関係をイメージする人が多いと思いますが、
実は一般の病院、施設でこのマークを使用する事は禁じられています。
(日本赤十字社の赤十字病院は、ジュネーブ条約と日本の法律に基づき、例外的に認められています)

赤十字マークは、戦争や紛争などで傷ついた人々と、その人たちを救護する軍の衛生部隊や赤十字の救護員・施設等を保護するためのマークです。紛争地域等で「赤十字マーク」を掲げている病院や救護員などには、絶対に攻撃を加えてはならないと国際法や国内法で厳格に定められています。つまり、赤十字マークは、いざという時にわれわれ国民一人ひとりを守るマークなのです。

日本赤十字社

また、この様にも説明されています。

赤十字マークは、戦争や紛争などで傷ついた人々と、その人たちを救護する軍の衛生部隊や赤十字の救護員・施設等を攻撃から守るために使用(表示)するマークです。したがって、紛争地域等でこの「赤十字マーク」を掲げている病院や救護員などには、絶対に攻撃を加えてはなりません。これは国際的な取決め(ジュネーブ条約)によって厳格に定められています。攻撃から守るために掲げる赤十字マークは、遠くから見てもすぐわかるように、大きく目立つ形で使用されます。

日本赤十字社

つまり、赤十字のマークとは
人々を救うために活動してくれている医療従事者に対し
『絶対に攻撃を加えるな』と言うマークなのです。

もしかしたら、バンクシーはこのコロナ禍の状況を《人間とコロナとの戦争》に見立てているのかもしれません。

また現在、過酷な状況で頑張ってくれている医療従事者に対し
差別や偏見が横行している現在において、

『彼らに危害を加えるな』

と言う意味も込め
白黒の絵に唯一、赤く赤十字を入れたのではないでしょうか。

コロナに関する他の作品

バンクシーは自身のインスタで、他の作品も残しています。

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. . My wife hates it when I work from home.

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『My wife hates it when I work from home.』
訳:妻は私の在宅勤務を嫌がっている

外出できず、なかなか大変そうですね…笑

こんなに汚されたら、そりゃ奥様は嫌がるでしょう。笑

本当に、早くコロナが治まって
これまで通りの日常に戻って欲しいと願わずにはおれません・・・。

しかしバンクシーと言うと、風刺家で破壊的でダークユーモアばかり描いていて意地悪で・・・と、ネガティブなイメージばかり持っていた筆者ですが、
なんだか親近感を持ってしまいました!

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まとめ

以上、今回はバンクシーが発表した新作の『看護師の赤十字だけ何故赤いのか』について考えてみました。

ちなみにこの作品はイギリス南部のサウサンプトンの病院に送られ、そこでしばらく飾られた後に競売にかけられ、無料で医療を提供する国民保健サービスに寄付されるそうです。

いい話だなぁ・・・。

筆者は今回の事で、バンクシーに対するイメージが180度変わりました。

これからはバンクシーファンとして、作品を楽しみにしたいと思います。

そしてこの大変な状況の中で頑張ってくださる医療従事者の方に、改めて敬意を評したいと思います。

 

皆様もどうかお体にお気をつけて!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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